CO2排出量の削減のために、世界各国で白熱電球を廃止する動きが広がっています。日本でも、経済産業省が2012年までに白熱電球の製造・販売を中止し、原則として電球形蛍光ランプなどへの切りかえの実現を目指す方針を打ち出しました(「地球温暖化問題に関する懇談会(2008年4月5日)」)。

この政府の方針を受けて、それまで白熱電球を製造していた企業からは、一般白熱電球の生産終了または終了予定が発表され、2012年までに多くの企 業において生産が終了となりました。そしてこの間、電球形蛍光ランプや電球形LEDランプなどの省エネランプへの切り替え、普及が加速しています。特に、 2011年以降は省エネ志向の高まりと共に、電球形LEDランプが急速に普及しています。

なお、電球形LEDランプや電球形蛍光ランプに完全に置き換えられない一部の白熱電球、特殊電球に分類されるミニクリプトン電球、反射形電球などは、使用者が困らないように企業によっては現在でも生産が続けられています。